【育毛・脱毛】食べたら生える!飲んだら抜ける?

育毛剤

最近注目されている育毛物質インスリン様成長因子-1(IGF-1)をご存知でしょうか?IGF-1という物質には育毛物質を増やす効果があると言われています。IGF-1が増えればそれだけ髪の毛の育ちも良くなって、毛の質もよくなることが実証されてきております。IGF-1はかねてより成長や促進に効果があることはしられていましたが思春期に分泌が高まる長ホルモンでしか増えないと考えられており20代以降ではIGF-1を増やすことはできないとされてきました。年を取るにつれて成長ホルモンの分泌が低下するためです。

IGF-1のサイクル

髪の毛の寿命は3~6年ですがこの期間は髪の毛が伸びる成長期、髪の毛が成長を止める退行期、そして毛乳頭が今ある髪の毛の根元から離れて行ってしまう休止期からなっています。休止期から成長期に移る間に新しい毛が作られて始めていますが、この時期に古毛が抜けていきます。IGF-1は髪の毛の成長期を長くして退行期や休止期を短縮させることで髪の毛を増やします。

脱毛症では髪の毛の成長期が短縮し休止期や退行期が長くなるので毛が抜けやすく、また生えにくくなり、結果として薄毛になります。脱毛症の改善には頭皮でIGF-1を増やす必要があります。

育毛にとてもいい食べ物はコレ

IGF-1は食品などに含まれるカプサイシンとイソフラボンを摂取することによって増やすことができます.おすすめは唐辛子です。唐辛子に含まれるカプサイシンという成分が知覚神経を刺激する物質として有名です。
また大豆に含まれるイソフラボンという物質が、頭皮や胃腸の知覚神経を刺激し、IGF-1の分泌を促してくれるので唐辛子と納豆や豆腐などの大豆製品を組み合わせて食べるとIGF-1が増加し、育毛に効果があります。

IGF-1を増やすおススメ料理
豆腐キムチ

マーボー豆腐

キムチ鍋

唐辛子と納豆や豆腐などの大豆製品を組み合わせて食べる料理はオススメです。発酵食品のヨーグルトや味噌をはじめショウガ、わさび、海藻、亜鉛、根菜類もいいとされています。

IGF-1を減らす風邪薬


IGF-1は薄毛、円形脱毛症などの自己免疫疾患の改善が期待することができます。しかし普段何気なく飲んでいる風邪薬でせっかくIGF-1を減少させてしまう事があります。その結果、薄毛や脱毛を起こしてしまうという可能性も高くなります。
発熱やのどの痛みなあどの症状を和らげる解熱鎮痛剤、鼻水、鼻づまり、くしゃみなどの症状をのみを軽減する抗ヒスタミン剤にわけて脱毛する恐れのある薬品を紹介致します。製薬会社より販売後の市販後調査で脱毛の報告を認めている薬もあります。

脱毛を引き起こしやすい薬

解熱鎮痛剤
成分名
・ロキソプロフェン
・ジクロフェナク
・イブプロフェン
・アセチルサリチル酸
・ケトプロフェン
抗ヒスタミン剤
成分名
・ベポタスチン
・クロルフェニラミン
・オロパタジン
・フェキソフェナジン
・レボセチリジン
・ロラタジン
・エピナスチン
・エバスチン
・ジフェンヒドラミン
・クレマスチン
・プロメタジン
・セチリジン
・カルビノキサミン
・デスロラタジン
・マレイン酸フェニラミン
・クロタミトン

薬を使ったすべてに脱毛症が起こるわけではありません。

紹介させて頂いているすべての風邪薬に入っているアセトアルミノフェン以外の解熱鎮痛剤や抗ヒスタミン剤はすべての人でIGF-1を低下させると考えられますが、すべての人に脱毛症が起こるわけではありません。
ただ抜け毛がふえたり、髪の毛が細くなったりする程度の影響の場合もあります。人によってもちろんまったく影響を感じない人も少なくありません。ではどんな人に起こりやすかまとめてみました。

風邪薬で毛が抜けやすい人の傾向
  • 現在脱毛症がある
  • 脱毛症を起こしたことがある
  • 母親の父が薄毛であった男性
  • 両親のどちらかに円形脱毛症の概往がある
  • 円形脱毛症以外の自己免疫疾患がある
  • 髪の毛が細くなりつつある
  • 大きなストレスを抱えている

安全な薬の選び方

風邪の際に服用できる安全な薬はIGF-1を減らさない解熱鎮痛剤や鼻炎の症状を軽減する薬といえます。このような作用をもつ薬として解熱鎮痛剤ではアセトアミノフェン(成分名)鼻炎の薬ではプランルカスト(成分名)がいえます。

おすすめ解熱鎮痛剤
市販薬:タイレノール
処方薬:カロナール

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