男性も女性も、薄毛になる可能性は十分考えられます。薄毛は、現代人の代表的な悩みの一つです。ただ、男性と女性とでは薄毛になりやすい原因が異なり、対策法も異なります。薄毛に関して、世間でよく知られている説があります。
それは、ヒゲや体毛が濃いとハゲやすいという説です。ほかにもいろいろあります。中には間違った説もありますが、正しい説にはしっかりと理由があり、この体毛の濃さも正しい説です。今回は、そんな男性によくある脱毛症や、体毛の濃さとハゲの関係性を紹介します。
- 男性の薄毛で多い原因とは
- 男性ホルモンがもたらす影響
- 体毛の濃さとハゲの関係性
- 体毛が濃い方におすすめの薄毛対策
今回紹介する内容を把握しておくことで、体毛が濃い方も諦めずに対策できます。体毛が濃い方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.男性の薄毛で多い原因とは
まずは、男性に多い薄毛の原因について詳しく解説します。
1-1.ストレスが原因で薄毛になる
仕事や家庭でのストレスを抱えた生活を送り続けると、ホルモンバランスが乱れ、体の様々な箇所に影響が現れます。睡眠不足や食欲低下、そして薄毛もその一つです。これはストレスが原因で血行が悪くなり、頭皮や毛根の毛細血管にも悪影響を及ぼします。
1-2.男性ホルモンが原因で薄毛になる
男性で多いのがAGAと呼ばれる脱毛症です。これは男性型脱毛症とも呼ばれ、男性ホルモンが原因で薄毛になります。男性ホルモンのバランスに異常をきたし、結果的に、脱毛サイクルが狂ってしまうのです。したがって、ストレスや生活習慣で心当たりがない場合は、AGAの可能性が高くなります。
2.男性ホルモンがもたらす影響
ここからは男性ホルモンが体に与える影響について詳しく解説します。
2-1.筋肉を肥大し、筋力がアップする
筋トレをすると筋力がアップし、筋肉が大きくなります。この際、男性ホルモンがいつも以上に活性化するのです。したがって、女性の方でも、筋トレをすれば男性ホルモンが多くなります。ただし、筋トレをしないからといって、男性ホルモンがなくなるわけではありません。
2-2.ヒゲや体毛が濃くなる
男性ホルモンのバランスが多くなって活性化すると、ヒゲや体毛が濃くなる可能性があります。女性でもうぶ毛が濃くなるので、全く無関係ではありません。ただ、人によって差があります。これはごく普通のことです。男性でもヒゲが薄い方がいるように、男性ホルモンのバランスが乱れても変化しない方もいます。これだけは、誰も予測できません。
3.体毛の濃さとハゲの関係性
ここまで紹介したポイントをみればお分かの通り、体毛の濃さとハゲはとても深く関係しています。男性ホルモンが増え、体毛が濃くなれば、必然的にAGAのリスクも高くなるのです。昔に比べて体毛が濃くなったと感じる方は、頭皮もチェックしてみましょう。頭頂部やこめかみのM字部分が広くなっている場合は、AGAの可能性があります。
4.体毛が濃い方におすすめの薄毛対策
体毛が濃い方のために、ここからはおすすめの薄毛対策を解説します。
4-1.頭皮環境を改善する
AGAと診断された多くの方が、頭皮の過剰な皮脂で悩んでいます。過剰な皮脂は毛穴を塞ぎ、毛髪の成長に悪影響です。したがって、頭皮環境は常に健全な状態にしておく必要があります。そのためにはまず、適切なシャンプーを選びましょう。皮脂が多い方は、洗浄力が強い専用シャンプーがおすすめです。ただし、シャンプーのしすぎはおすすめできません。必要な皮脂まで洗い流し、逆効果になる可能性も考えられます。
4-2.適切な睡眠時間と適切なタイミングで寝る
睡眠不足は、毛髪の成長に良い影響を与えません。最低でも、6時間から7時間くらいは確保しましょう。また、睡眠をとるタイミングも重要です。夜の10時から深夜2時までは、成長ホルモンが活性化します。薄毛が気になる方は、このタイミングで寝ると効果的です。
4-3.栄養バランスのとれた食事を心がける
ホルモンバランスを整え、毛髪の成長を促すためには、栄養バランスのとれた食事を心がける必要があります。これは基本的なポイントです。睡眠不足と同じように、栄養バランスが乱れると、基礎代謝が悪くなり、ホルモンバランスが乱れます。栄養の偏りを改善し、適度な食事量を心がけましょう。
4-4.AGA専門クリニックを受診する
そして、どうしても上手くいかない場合は、AGAの専門クリニックを受診しましょう。専門クリニックは、頭皮環境をスコープでチェックし、専門家のAGA診断を受けられます。AGAと診断された場合は、プロペシアなどの薬を処方してもらえます。
今回紹介したように、男性の薄毛に多いAGAは、男性ホルモンがとても深く影響しています。また、体毛の濃さにも大きく影響するので、十分注意が必要です。しかし諦める必要はありません。体毛が濃い方は、濃い方なりの策法があります。逆に原因がはっきりしていれば、あとはその原因を改善するだけなのです。プラスに考え、前向きに考えましょう。